
毎日暑い日が続いています。夏本番。ビールがおいしい時期ではありますが、ついつい飲み過ぎたり、食べ過ぎたりしていませんか? 過食や運動不足が影響して引き起こされる痛風。あなたも他人事ではないかもしれません!? 痛風とは? 血液中に尿酸が増えた状態で7mg/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。尿酸は、水に溶けにくい性質であるため関節液の中に尿酸が増えると結晶化し、沈着すると痛風発作が起きます。突然足の付け根など関節が腫れ、激しく痛みます。男性に多く生じるといわれています。 尿酸が増える原因は? 尿酸が増える原因は3つのパターンから考えられます。 1.腎臓から尿酸の排泄量が減る「排泄低下型」 2.体内に※プリン体が増えて尿酸の生産量が増える「産生過剰型」 3.1と2の混合型 こんな人は要注意! ●男性 ●遺伝 ●肥満 ●お酒を多く飲む ●激しい運動をすることが多い(逆に有酸素運動は効果的です!) 放っておくとどうなる? 尿酸値が高い状態が続くと痛風発作が起きます。また、「痛風腎」といわれる腎障害を引き起こし、腎臓の働きが低下するとともに高血圧や動脈硬化、心疾患なども合併します。尿路結石(腎結石・尿管結石)にもつながります。 どんな検査をするの? ●血液検査と尿検査 (高尿酸血症のタイプや腎障害の有無の確認) ●腹部CTや超音波検査 (結石の有無の確認) 痛風にならないためのポイント ●アルコールの量を控える。(お酒の種類に関係なくアルコールには尿酸産生を増やし、腎臓からの排泄を低下させる作用があります。普段よりお酒の飲む量を減らしたり、休肝日を作ったりしましょう) ●プリン体を含む食品を連続して摂りすぎないようにする。(食事やお酒で摂取されたプリン体から痛風の原因となる尿酸の全部が作られるわけではありません。しかし、プリン体の多いものを連続して食べないことが大事です) ●食べ過ぎない、腹八分目に。 ●水分をこまめに摂る。(1日2リットルを目安に。ぺットボトルを 使うと飲んだ量が目でわかります) ●適度な休養をとり、ストレスをためないようにしましょう。 ●著しく尿酸値が高い場合や痛みがあれば薬を使って治療する必要が あります。一度専門外来を受診してみるのもひとつの手です。 ※ プリン体・・・DNAとRNAといった細胞の核のなかにある核酸などを構成する成分。特にレバーや白子、アジ、イワシやサンマなどの干物類などに多く含まれている。プリン体は肝臓で分解されて尿酸となる。 (保健師 新裕美)